takashisatoのここだけの話

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ぼくが外部資本を再び入れて事業を前に進めようと思ったわけ

スマートアプリは創業1ヶ月目に第三者割当増資を実行しました。気がつけば創業してはやくも一ヶ月過ぎてしまったわけですが、今回は忘却録として今回のファイナンスに関する思いを書いておきたいと思います。
 
さて、資本をいじるファイナンスというものは、将来やっぱりこうすればよかったと思っても決して過去に戻れないので慎重にすべきものです。
 
近年では、優先株に代表される昔に比べて便利なスキームが出てきたり、周りでノウハウをもって支援する人も増えてきたため、起業家が後悔することが減ってきたのではないかと思います。
 
一方でいまどきのネットベンチャーは、週末稼業でガレージカンパニーからスタートできるほどやさしいものでもなくなってきています。
 
ハードやソフトにかけるコストや手順はますます簡略化されてきていますが、それは等しく全世界の人たちに誰しもにも与えられたことなのでむしろ競争が激化する要因にしかならず、しかも英語圏の方が恵まれている。事業を立ち上げるためには、今日ではそれなりに人を巻き込んできちんとやらないと、いいものはできないしすぐに真似されるようになってきていると感じます。(つくりたいものをつくるというのであれば、様々なプロジェクトがあり、イベントがありますからどんどんチャレンジはすべきでしょう。)
 
それであれば、ファイナンスのスキームをうまくいかしたりして、信頼できる優秀な仲間を集めたりインセンティブをもたせたりして、事業を立ち上げていくぐらいでないと、成功確率は上がっていかないものだと思います。(もちろん落とし穴もたくさんあります)
 
ただ、今回のファイナンスに関しては、まずは古くからの信頼している知人・友人に限ったものにしました。目指す山とある程度の戦略と仲間ぐらいは決めますが詳細な事業計画の説明なく、短期間にこうしてファイナンスの実行ができるわけで、ある意味ではとても恵まれているように思います。(もちろんそれは信用でできていることなので、それを裏切るわけにはいません)
 
しかし真実は逆なのかなと思っています。
 
なぜなら知人・友人と新たに利害関係者になることで、これまでの人間関係が変わってしまうからです。小さい頃から両親に「友達と金の貸し借りは絶対にするな」と育てられた自分からすれば、こうした変化はとてもはがゆいものです。
 
こんな自分を信頼してくれる知人・友人に報いるというのは金額以上に将来に対する大きな借りを作っているのだ、というプレッシャーで自分としては走っていくのだと思います。プライベートな貸し借りは、業界自体がとても狭い日本国内では、きちんとやらないと、将来うまくいってもうまくいかなくてもその業界で生きて行くことに結局ストレスになってしまいますし、そのほうが自分自身にとっては金銭的な損失より失うものは大きいと思っています。
 
なので、逆説的に最初のファイナンスはとても重要なのかなと思いました。そしてこうした洗礼をきちんと乗り越えられてこそ、はじめて会社を大きくできると思うのです。
 
とはいっても悲観的な話ばかりでもなくて、準備している事業に、戦略性と大義もあり、しかもまわりから適度に見放されているという意味で、自分なりにはそれなりの手応えを感じていたりします。
 
最後に、太河さんは日本では数少ないシリアルアントレプレナー応援団長として、彼とはいろいろと相談しながら前に進めていこうと思っています。個人的には経営とは「ピンチをどうのりきるか」と「チャンスにどこまで覚悟できるか」以外はあまり気にしなくていいと思っていますが、彼のこれまでの私の友人起業家に対する支援のスタンスなどをそばで見てきました。私としてはそうしたこれまでの苦難とその後にやってくる成功に単にあやかっているわけですが、あやかったところでうまくいくわけでもないので、まずは地道に事業構築を進めていきます。ほかにもエンジェル投資家としてはいっていただいた方も、ピンポイントでスマートアプリのよき応援団として活躍いただける素敵な人たちばかりなのでとても楽しみです。
 
ということで今後ともよろしくお願いします。
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