takashisatoのここだけの話

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配信タイトル数が着々と増えてきました

今年に入ってから上場するまでの間、なかなか配信タイトル数が増やせずにいたのですが、7月上旬にモバサカ・そして本日からメジャプロ(正確にはオープンβ)と、内製ゲームの配信が少しずつ増えてきました。

モバサカについては、先週からテレビCMの展開がスタートし、かなりの反響に驚いていたりします。個人的にはこういうわかりやすい感じのマーケティングが大好きです。

今後も、ユーザーの増加にあわせてタイトルを増やしたり、逆に新タイトルを通じてモブキャストプラットフォームのユーザー規模の拡大を進めていきたいと思います。

さてここからが本題なのですが、現時点でモブキャストではあまりネイティブアプリ展開を積極的には推進していません。これは外野の各方面から心配されることがありますが、実はいろいろと戦略があってやっていることだったりします。

自分なりに整理すると、ネイティブアプリには、

・過去の通信キャリアとは異なり、ころころと判断の変わる規制が太平洋の向こう側から制御されており、振り回される
・アップデートの時間が読めない、タイミングよく更新するには結構大変
・個人やチームで参入するものから、中国のよくわからない会社に至るまで様々なプレイヤーが参画し競争がとにかく激しい、マーケティングっぽいことをアプリ内でしようとしてもなかなか効果的にしづらい
・個別端末向けの細かい最適化が高コスト構造になりがち
・パッケージ化され、審査に通ったコンテンツをただアプリストアに提供する形になるので、獲得したユーザーについてコンテンツをまたいで自分たちで自由にいろいろしにくい。外部誘導するとコンバージョンが下がるし、しかもアプリストアに怒られうる。
・[これが最も重要]決済手数料が高い・自分たちが獲得したユーザーも常に競合との競争にさらされる

などのデメリットを抱えています。一方で

・ライトユーザーに分かりやすい導線でコンテンツを訴求出来うる(上位や新着掲載時のみですが)
・デスクトップを取れる
・notifcationが出来る
・端末認証がしやすい
・表現力が豊かであり、劣悪な通信環境化などでは有利

などのメリットがあります。もっともモブキャストは、テレビCMなどのクロスメディアマーケティングを通じて、今はスマートフォンウェブサービスのユーザーが着実に取れている現状があるので、今は余計な心配はせずそこのビジネス規模をより大きくすることに全力を注ぎ、アプリストアに流れるユーザーさんの取りこぼしを極力避ける、という考え方で、展開していけばいいのかなと個人的には考えています。

また、スマートフォンにおいても中期的にはやはりウェブにユーザーが流れる構造があるのではないかと考えていて、今は一時的にウェブユーザーを獲得する手法がない(広告などを通じたエコシステムがまだ出来上がっていない)ため、ネイティブアプリをアプリストア経由で配信することに注力してしまうような雰囲気があるのではないかと思います。

考えようによっては2001年ごろのimodeに似ていて、勝手サイトが少なく、魔法のiらんどスタービーチぐらいしかないため、結局キャリアメニューを買うしかなかった、とかそういう過去の感じでしょうか。

逆な言い方をすれば、ウェブベースの強力なプラットフォームやメディアは、引き続き買い手市場になりうるので、今は大変だけれどもひたすら注力する、ということでよいのではないかと思います。短期的にゲームやコンテンツの配信を会社の目的にするだけなら、ネイティブアプリにも注力したりマルチプラットフォームでいくんですが、ゲームやコンテンツを企画・開発しつつ、自らコントロール可能な配信していく仕組みを作っていく、というのが会社の命題です。

某ゲームプラットフォーム会社のアプリコンバーターツールを使って無理矢理出来たネイティブアプリが一斉にクパチーノ方面からrejectを食らった、といったような話も聞こえてきますが、餅屋は餅屋でその都度戦略は考えながらやっていけばいいのかなと思います。

しかし、wifi接続が常習化し、端末IDがとりにくい昨今、RMTの踏み台にされないようにしつつ、webにこだわるのはなかなか勇気が必要です。結局IVR認証とかいろいろ組み合わせながら、不正を防ぐしかないのですが、大変ですね。

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